MMWR51(41) : 921- 923,2002
2002年8月バージニア州北部で発生した三日熱マラリア原虫による2例の症例報告。
症例1)19歳男性。8月23日に疲労感、発熱および寒気のため受診、筋肉痛および副鼻腔痛から副鼻腔炎と診断された。4日後めまいと悪心により再受診、39.7℃の発熱と頻脈、さらに汎血球減少症(血小板61,000/μL、ヘモグロビン10g/dL、白血球3,300/μL)が認められ、レボフロキサシンが開始された。血液検体からマラリア寄生虫が検出され、クロロキンが追加された。その後大学病院の検査により三日熱マラリア原虫と確定されている。クロロキン療法を3日間、その後プリマキンを14日投与し完全寛解に至った。症例2)15歳男性、8月25日2週間の頭痛、4日間の発熱、悪心、嘔吐、倦怠感および鼻出血により救急外来を受診。40.6℃の発熱と頻脈、脾腫大および黄疸、さらに汎血球減少症(血小板48,000/μL、ヘモグロビン11.6g/dL、白血球3,200/μL)が認められた� ��マラリア原虫が検出され、バージニア保健局により三日熱マラリア原虫と確定された。キニーネとクリンダマイシンが投与されたが、耳鳴りのためキニーネを中止した。3日間クロロキン療法を行ったところ、完全寛解に至り退院した。疫学的調査 : 両例とも海外旅行、輸血、臓器移植などの危険因子はなく、近所の住人に熱性疾患の既往も認められていない。自宅はマラリア原虫の生存する地域への直行便が飛ぶダレス国際空港から、10マイル以内の位置にある。環境および昆虫学的調査 : 自宅はどちらも森に近く、1軒は窓がよく閉まらなかった。WNV調査では自宅から10マイル以内にてハマダラカが捕獲されており、また2-6マイル以内において5プール(4-6匹/プール)が野外試験(VecTest)陽性を示している。
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MMWR51(41) : 924- 927,2002
NBC世界のニュース今夜の疼痛管理
Q熱はダニによる媒介または家畜(ヒツジ、ヤギ、ウシなど)の分泌物や排泄物から感染し、潜伏期間9−20日、40℃の発熱、肝炎および肺炎を特徴とする。大動脈弁疾患症例での発症率が高く(約40%)、診断にはC.burnetii抗原に対する抗体反応による(急性例では第2相抗原、慢性例では第1相抗原への反応性が高い)。第一選択はドキシサイクリン、大動脈弁疾患例ではヒドロキシクロロキンを併用する。今回、2000−2001年CDCに報告されたQ熱48例中6例の調査報告を示す。カリフォルニア州 : 2001年5月、56歳女性が発熱(40℃)、肝腫大、肝酵素上昇のため受診。急性胆嚢炎と診断され、胆嚢切除を行った後、左脚痛および麻痺を来した。約4週後CTスキャンにより非特異性間質性肺疾患が認められ、6週後IFAアッセイによりC.burnetii第2相抗原反応性IgG抗体力価>=1,024によりQ熱と診断された。62歳の夫も妻の発症から3日後に発症、隣に住む76歳男性も2001年4月に非特異性熱性疾患を発症していた(ともにC.burnetii第2相抗原反応性IgG抗体力価>=1,024)。3例ともドキシサイクリン投与により治癒、女性のみ左脚神経障害が残った。ジョージア州 : 2001年3月、46歳男性、発熱、寒気、体重減少からインフルエンザと診断された。その後血清サンプルがC.burnetii第2相抗原反応性IgG抗体力価>=256を示し、フルオロキノロン系ガンフロキサシンが5日間投与され、治癒した。回復期の血清検体はC.burnetii第2抗原反応性IgG抗体>=16,384であった。ペンシルバニア州 : 2000年9月、90歳男性、胆嚢切除後38.3℃の発熱、4ヶ月の倦怠感、体重減少により受診、肝酵素上昇を認めた。11月の血清検体ではC.burnetii第1相抗原反応性IgG抗体力価>=524,288を示し、1998年の大動脈弁置換術時の大動脈弁組織からC.burnetiiが検出された。長期ドキシサイクリン投与が開始されたが、2002年9月発熱と低血圧により再入院となった。テネシー州 : 2001年2月、49歳男性が右下肢塞栓のため入院。半年にわたる微熱、寝汗、倦怠感および関節痛から心雑音と診断され、心エコー検査所見により大動脈弁置換術が行われた。入院1週間後の血清検体ではC.burnetii第1相抗原反応性IgG抗体力価>=512、ドキシサイクリンおよびレボフロキサシンが投与された。CDCにより大動脈弁組織からPCR法によりC.burnetiiが検出されている。いずれの症例も、自宅または自宅付近に家畜が飼われており、その一部より非直接的免疫蛍光(IFA)分析でC.burnetii感染が確認されている。
うつ病のコーネル大学の規模
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MMWR51(41) : 927- 929,2002
2002年4月18日、フロリダ保健局およびCDCに新変異型クロイツェルトヤコブ病(vCJD)症例(22歳男性、フロリダ在住)が報告された。この男性は2001年11月初旬、うつ症状と記憶障害、12月には筋肉運動および歩行変化、着替え困難、失禁を来し、2002年1月救急外来を受診した。頭部CTスキャンは正常であり、パニック発作と診断され抗不安剤が処方された。1月末、英国在住の母親が英国へ連れ帰り、その後3ヶ月の間に記憶障害や他の神経症状が進行し、入浴や着替えが不能となり、簡単な計算もできなくなった。混乱や幻覚が起こり、言語障害、運動緩慢、痙攣を来たし、National Prion Clinicを受診した。MRIによりvCJDを示唆する視床枕および視床後部領域のシグナル異常が認められ、扁桃腺生検およびウエスタンブロット分析によりプロテアーゼ抵抗性プリオン蛋白(PrP-res)が検出され、免疫組織検査により確定された。プリオン蛋白遺伝子分析では突然変異は認められず、コドン129においてメチオニンホモ接合性が認められた。3ヶ月間キナクリンが投与されたが2002年9月寝たきりとなり、極度の体重減少から栄養管が挿入され、家族とのコミュニケーションは不能となっている。本例は1979年英国にて出生(アメリカへは1992年に移住)、英国内においてウシ海綿状脳症の因子に暴露した可能性が高いと考えられる。
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MMWR51(41) : 929- 931,2002
2002年10月16日午前8時現在(山岳部夏時間)のWNV調査報告。WNV調査 : 10月10−16日におけるWNVヒト感染例は256例であり(インディアナ州47、ネブラスカ州34、ミシガン州32、オハイオ州28、イリノイ州21、ミズーリ州11、ペンシルバニア州10、ワシントンDC 7、アイオワ/カンザス/ケンタッキー/ルイジアナ/テキサス州各6、メリーランド州5、ジョージア/サウスダコタ/テネシー州各4、ミシシッピー/ニューヨーク/バージニア州各3、フロリダ/マサチューセッツ/ミネソタ州各2、コネチカット/ニュージャージー/バーモント/ワイオミング州各1)、カンザス、バーモントおよびワイオミング州でのヒト感染例は初めてである。期間中、死亡カラス218羽、他の死亡鳥類97羽、動物では1,135頭(うちウマ1,026頭)および蚊プール424でのWNV感染が報告されている。2002年のヒト感染例は合計3,052例[分析可能な2,661例の年齢中央値56(1ヶ月−99)歳、男性1,416(54%)、発症時期6月10日−10月6日]、死亡例は153例[年齢中央値79(27−99)歳、男性93(61%)]となった。さらにカラス6,289羽、他の鳥類4,611羽のWNV感染による死亡が42州およびDCか� ��報告され、感染哺乳類は35州から6,427匹報告されている。WNV抗体陽転はフロリダ、アイオワ、ネブラスカ、ペンシルバニア、NYCの歩哨鶏342群にて確認され、WNV陽性の蚊4,434プールが26州、NYCおよびDCで報告されている。輸血レシピエントにおけるWNV感染症 : 8月28日−10月16日、輸血後1ヶ月以内に発症した西ナイル髄膜脳炎(WNME)29症例が国内14州から報告されている。29例のうち14例(48%)は10月1日以降に報告され、発症時期が明らかな24例の発症時期は7月2例、8月8例、9月13例、10月1例であった。入院理由は外科手術または出産8例、臓器移植4例、血液疾患11例、その他6例であった。これら29例は中央値17(2-185)ドナーからの血液成分輸血を受け、死亡例9例の死因はWNMEと考えられている。WNVは輸血により感染しうることが示唆され、CDCは輸血や臓器移植後4週以内の発症例の報告を義務付け、調査を進めている。
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